2025.9.17
耐震補強工事についての現場レポート!
こんにちは!浜砂住建の浜砂です(^-^)
今日は、霧島のほうで進めている耐震補強工事についての現場レポートです!📞 お問い合わせから診断へ
お話が始まったのは2025年3月。「耐震診断をお願いしたい」とのお電話をいただきました。その後、事務所にお越しいただき、お客様のご希望を伺いながら耐震診断からスタートすることに。ちょうど3か月後の6月から耐震補強の補助金が始まるため、それまでに診断を行い、申請準備を進める流れになりました。
📅 3月22日 耐震診断へ
当日は、私と専務・宮地の3人でお客様のお宅へ。専務は見学、そして私と宮地が記号”汚れ仕事”担当です(笑)

診断は二手に分かれて進めます。担当は「室内・外回り」と「屋根裏・床下」特に屋根裏・床下担当は本当にきつい…。僕みたいなぽっちゃりには地獄です👹小屋裏はサウナ状態だし、床下は狭すぎて…。
👀 「室内・外回り」担当
お客様からお家のこれまでの歴史を細かく伺います。「リフォームはした?」「シロアリの被害は?」「雨漏りや地震の被害は?」 など。まるでお医者さん🚑の「問診」のようです。
その後、図面を起こしながら、耐力壁の材料や床の傾斜、壁のひび割れ、サッシの開閉、窓やドアの大きさをチェック。最後に外回りも確認していきます。

🔦 「屋根裏・床下」担当
屋根裏では、筋交いの位置や断熱材の有無、雨漏り跡、梁や柱の状態、金物などを調査。
床下では、基礎の状況、湿度、含水率、鉄筋のピッチ、人通口の位置などを確認します。終わるころには泥だらけ…でも、とても重要な工程です。

👀 耐震診断で一番大事なこと
耐震診断で本当に重要だなと思うのは 【目視確認】 です。これまで何十件も診断してきましたが…
ぜーんぜん図面と違う。ほんとに。
だからこそ「自分の目で確かめること」が欠かせません。工事中にお施主さんの希望で変更があったのか、図面そのものが間違っているのか、それともリフォームで変わったのか…。
結局、図面だけを見て耐震診断をすると、かなりの確率で違う数値が出てしまうんです。やっぱり現場で実際に見て、そしてお客様からしっかり話を聞くことが大切。
でもまあ、大変ですけどね(^^;)そんなこんなで現地調査を終えて、いよいよ計算へ👩💻

📊 診断結果
今回のお家は1981年築。診断の結果は評点0.8でした。安心の目安とされる【1.0以上】には少し届きませんでしたが、正直思っていたよりも良い数字でした。
ちなみに、私が加盟している組織で、1981年基準(いわゆる新耐震基準)が始まった頃の物件を中心に、過去に882棟の耐震診断を行った実績があります。その平均評点は0.505。
それに比べると、今回のお家の評点0.8はかなり優秀な部類に入ります。ただし 「1.0」を超えていないため、しっかりと補強を行う必要がある、という判断です。
📉 過去882棟の平均評点と今回の診断値
診断データ 評点882棟の平均 0.505今回のお家 0.8
私たちは地盤状況も考慮し、より安心して暮らせるよう評点「1.5」を目標 に補強をご提案しました。特に宮崎市の大淀川沿いの地盤は揺れが増幅しやすい傾向にあるため、余裕を持った補強が安心につながります。
💰 補助金申請のリアル
6月に申請を始めましたが、採択がおりたのは8月末。国の事業のため細かい指摘が多く、とにかく時間がかかりました。私自身の不慣れな点もあり、予定より大幅に遅れてしまいました(^^;)
👉 学んだことは、補助金を利用するときは最低でも3〜4か月の余裕を持って計画することです。
🛠️ 工事スタート!でも想定外はつきもの
「さあ工事開始!」と意気込んだものの、やはり問題発生。既存住宅の補強工事は、開けてみないと分からないことが本当に多いんです。今回も補強部材が予定通り入らないなど想定外がありましたが、その都度工夫を重ねて解決。 現在は仕上げ段階に入っています。




現場は暑い・汚れる・休めない・人もいない…大変な業界ですが、「また一件、宮崎のお家とご家族を守れた」と思うと、やっぱりやりがいを感じます。「宮崎のお家は俺が守る!」そんな気持ちで、日々燃えています🔥
✅ まとめ
☑️ 耐震診断は図面だけでは不十分。現場での確認が命。
☑️ 安心の目安は評点1.0以上。余裕を持って1.5を目指すとさらに安心。
☑️ 補助金を使う場合はスケジュールに余裕を持つこと。
☑️ 工事には想定外がつきもの。経験豊富な業者に任せるのが安心への近道。
もうすぐ工事完了、補助金の完了申請も控えています。
また続報をブログでご紹介しますね✨